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何でウインブルドン その5

森林ロングウッド、ビッグK、SSCまた海外遠征の経験を経てなんとなく自分でやっていくことができるとの確信を得たので2005年に起業しました。

慶應義塾大学庭球部での後輩である南部、佐野と共に会社を始めました。

彼らには私の思いをずっと聞いてもらっていて、同じ思いを持って会社をはじめることができました。

彼らとはこの先もどんなことも包み隠さず話すことのできる仲間で、一蓮托生、一生付き合いだねといつも飲みながら話しています。



起業した後、まずはパーソナルの選手のコーチをしました。
初めての選手は菊池絵里奈と言う選手で半年くらい面倒を見ました。

彼女は結局目標である全米オープンジュニアには予選ではありますが出場することができました。

私に独立したばかりで経験がなく彼女の親御さんには心配をおかけしてしまったことは心残りですが、目標を達成できたのは本当に良かったと思います。

彼女とバングラデッシュに行った時、タイの選手であまり他のコーチから注目はされていないが目を引く選手がいました。

タイの選手のコーチはインドネシアの子に一週目で振られてしまい、私はその選手と私の選手でダブルスを組んでくれるようにお願いしました。

その選手と組んだダブルスでそのバングラデッシュの2週目、その後に行ったインドネシアと非常に良い成績を残せました。

この選手がこのとき出てきたばかりのITFジュニアランク1位までに上った(現在は2位)ノッパワンという選手でした。

背も高くない、両方両手打ちのそんなにパッとする感じの子ではないのですが、勝負どころでの強さは抜群でした。

この選手と私の選手はずっと一緒に練習していたので良く見ることもできたし、ドイツ人のコーチともこの選手についてよく話すことができました。

このドイツ人のコーチがビールを死ぬほど飲むんですが、いつも飲みながら「killer instinct]の話をしていました。

殺しきる本能、息の根を止める能力とでも言いましょうか。

そのコーチはテニス選手に絶対欠かせないと、ノッパワンは他のどの選手よりもその能力に優れていたと毎回同じ話をしていました。


試合の流れは何回も行ったり来たりします。
6ー3、6ー4とか言うゲーム展開になるなら大抵はチャンスが自分のもとにやってきているものです。

そのチャンスを生かし、しとめようとする能力。また最後相手の気持ちを完全に折ってしまうことのできる能力。相手に希望を与えない能力。それを「killer instinct]と言うのだと私は考えています。

戦場で瀕死の重傷を負った人間の息の根を止めることがやさしさなときもあります。
殺さずとも相手に参りましたと言わせる力。

その迫力が選手には必要です。

このとき私は戦うと言うことの仕組みを勉強したと思っています。

つづく

コーチ日記 | 投稿者 winglobal-y 17:48 | コメント(0) | トラックバック(0)
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