2010年01月19日
プロの試合の視点
オーストラリアンオープンが始まりますので私のようなプロのコーチがどのような視点でプロの試合を見るのかをお教えします。
1、私がまず選手を見る際に気にするのは「雑音」です。
この「雑音」というのはどういうことかというと、体とラケットが一体になっていないときに発する「力み」みたいなものです。
テニスなどの球技系スポーツの目的は「まずラケットと一つになることが目的で、次は打球をした際にボールと空間を同調させること」だと私は思っています。
その状態を外部から見るためには体の力み、歪み、たわみなどの「雑音」を見なければいけません。
伊達選手の両手打ちバックハンドはこの点に於いて後にも先にも史上最高の出来なのではないかと思います。
2、次に見るのはその他の勝利に近づくためのファクターです。
身長、筋力、スピード、体力、関節の柔軟性などはその他のファクターといえます。
この中で私は「関節、特に肩甲骨周辺の柔軟性」に最も注目します。
テニスの選手や野球の選手にとってこの関節の柔軟性は命に近いです。
最近では野球の菊池雄星選手の柔軟性は素晴らしいと思います。森田あゆみ選手も素晴らしい柔軟性を持っています。
もしかしたら彼女はフォアハンドについては片手にしていた方が活躍できていたかもしれません。
3、最後に見るのはテクニックです。
テクニックは主にスピンのマネージメントです。
例えば今回のオーストラリアンオープン1Rで見た限りではナダルは左利きという利点もありつつ、クロスのサイドスピンとともに逆クロスに切れる内側のサイドスピンのテクニックを上げてきていました。
参考にしてください。
長くなったので戦術、メンタルについては次回書きます。
1、私がまず選手を見る際に気にするのは「雑音」です。
この「雑音」というのはどういうことかというと、体とラケットが一体になっていないときに発する「力み」みたいなものです。
テニスなどの球技系スポーツの目的は「まずラケットと一つになることが目的で、次は打球をした際にボールと空間を同調させること」だと私は思っています。
その状態を外部から見るためには体の力み、歪み、たわみなどの「雑音」を見なければいけません。
伊達選手の両手打ちバックハンドはこの点に於いて後にも先にも史上最高の出来なのではないかと思います。
2、次に見るのはその他の勝利に近づくためのファクターです。
身長、筋力、スピード、体力、関節の柔軟性などはその他のファクターといえます。
この中で私は「関節、特に肩甲骨周辺の柔軟性」に最も注目します。
テニスの選手や野球の選手にとってこの関節の柔軟性は命に近いです。
最近では野球の菊池雄星選手の柔軟性は素晴らしいと思います。森田あゆみ選手も素晴らしい柔軟性を持っています。
もしかしたら彼女はフォアハンドについては片手にしていた方が活躍できていたかもしれません。
3、最後に見るのはテクニックです。
テクニックは主にスピンのマネージメントです。
例えば今回のオーストラリアンオープン1Rで見た限りではナダルは左利きという利点もありつつ、クロスのサイドスピンとともに逆クロスに切れる内側のサイドスピンのテクニックを上げてきていました。
参考にしてください。
長くなったので戦術、メンタルについては次回書きます。
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